前回の記事では、お客様が来なくなる理由の多くは「なんとなく』だという話を書きました。
だからこそ私は店長時代、『印象に残ること』をとても大切にしていました。
今回は、私が実際に現場で意識していたことについて書いてみたいと思います。
印象に残らなければ次につながらない
飲食店には毎日たくさんのお客様が来店されます。
もちろん料理がおいしいことは大切です。
しかし、今はどこのお店もおいしい料理を提供している時代です。
その中で「また来たい」と思っていただくためには、お店やスタッフのことを覚えてもらうことも大切だと考えていました。
だから私は、お客様の印象に残ることを意識していました。
会話する回数を増やす
私が最も意識していたのは、お客様との会話を増やすことです。
といっても長話をするわけではありません。
料理をお持ちした際に感想をお聞きしたり、
『お味はいかがですか?』
と声をかけたりする程度です。
短い会話でも、お客様との距離は少しずつ縮まります。
また、お客様と会話することで、私自身もお客様のことを覚えやすくなりました。
全てのお客様と一度は会話する
店長時代、私には一つの目標がありました。
それは「全てのお客様と一度は会話をする」ということです。
忙しい日には難しいこともありましたが、できる限り全てのテーブルへ足を運ぶようにしていました。
お客様の表情を見ることができますし、料理の感想を直接聞くこともできます。
そして何より、お客様に私という存在を知っていただくきっかけになります。
覚えてもらうより覚える
接客業では「お客様に覚えてもらうことが大切だ」とよく言われます。
もちろんそれも大切です。
しかし私は、それ以上に「お客様を覚えること」が大切だと思っていました。
以前ご来店いただいたお客様を覚えていて、
「あ、どうも!!」
「先日はありがとうございました!」
と自然に声をかける。
すると驚きながらも喜んでくださるお客様がたくさんいらっしゃいました。
特別なサービスではありません。
ただ覚えているだけです。
しかし、その小さな積み重ねが信頼関係につながると感じていました。
印象の小さな積み重ねで作られる
私は特別な接客をしていたわけではありません。
お客様に興味を持ち、会話をし、お客様を覚える。
やっていたことはとてもシンプルです。
しかし、その積み重ねが結果として「また来たい」と思っていただける理由の一つになっていたのではないかと思います。
まとめ
店長時代に私が意識していたのは、特別な接客ではありません。
お客様との会話を増やすこと。
お客様を覚えること。
そして、お客様に自分の存在を覚えてもらうことでした。
料理がおいしいことはもちろん大切です。
しかし、それだけではなく、人と人とのつながりもまた来店したくなる理由の一つだと思っています。
次回は、私が「名物店長」と呼ばれるようになった理由について書いてみたいと思います。


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