店長だからって全部自分で決めなくていい
店長をやっていると、
「これはこうしてください」
「このやり方でお願いします」
と、スタッフに指示を出す場面がたくさんあると思います。
自分が責任者なんだから、自分で決める。
最初はそれが店長の仕事だと思っていました。
でも、実際にスタッフと一緒に働いていると、少しずつ考え方が変わっていきました。
自分よりも、その仕事を頻繁にやっているスタッフの方が、効率の良いやり方を知っていることがある
当たり前のようで、これって結構大事なことだと思っています。
「こうした方がいい」を教えてもらう
例えば、テーブルセッティング。
お客様を迎えるために、テーブルを整える仕事です。
僕自身ももちろんやっていましたが、スタッフから、
「こっちの順番でやった方が早いですよ」
とか、
「この置き方の方が次の作業が楽です」
と教えてもらうことがありました。
最初は、
「なるほど、そういうやり方もあるのか」
くらいだったのですが、実際にやってみると確かに効率がいい。
そこで、
「じゃあ、このやり方でみんな統一しよう」
となりました。
ここが大事でした。
僕が考えたルールをスタッフに守ってもらうのではなく、
スタッフから出てきた良い方法を、みんなで共有して店のルールにする
店長が決めたルールより「自分達で作ったルール」
人って不思議なもので、
「上から言われてやる」 よりも
「自分達で決めたことだからやる」
の方が、行動しやすいと思っています。
もちろん、店長として決めなければいけないこともあります。
でも、すべてを店長が決める必要はありません。
スタッフから出てきた意見の中に、
「これは良いな」
と思うものがあれば、それを取り入れる。
そして、
「これを、みんなにも共有しよう」 とする。
そうすると、いつの間にかその方法が「店のやり方」になっていきます。
スタッフに聞くと、自分では気づけなかったことが出てくる
これをやっていて、もう一つ良かったことがあります。
自分では気づけなかったことを知ることができます。
店長として毎日店を見ていると、
「ここはこうするもの」
と、自分の中で当たり前になっていることがあります。
でも、違う視点を持ったスタッフから見ると、
「こっちの方が良くないですか❓」
という意見が出てくる。
それはテーブルセッティングのような小さなことかもしれません。
でも、そういう小さな改善が積み重なって、店全体が少しずつ良くなっていく。
だから僕は、スタッフの意見を聞くことを大切にしていました。
店長だから、一番正しいとは限らない
これは店長を経験してかなり感じたことです。
店長だから一番正しいとは限らない。
店長は店全体を見る役割があります。
だからこそ、スタッフ一人ひとりが持っている、
「現場で気付いたこと」
「実際にやってみて分かったこと」
「もっと効率よくできる方法」
を集めることが大切なんじゃないかと思います。
一人の頭で考えるより、みんなの頭を使った方が当然色々なアイデアが出てきます。
「任せる」と「放っておく」は違う
もちろん、
「じゃあ全部スタッフに任せればいい」
という話ではありません。
店長として方向性を決めることも必要です。
スタッフから出てきた意見をそのまま全部採用するのではなく、
- 「これは店に合うか」
- 「お客様にとって良いか」
- 「みんなが続けられる方法か」
を考える。
そして良いと思ったものを取り入れていく。
僕が思う店長の仕事は、
全部の答えを持っていることではなく、みんなから出てくる答えを集めて、店を良くしていくこと
そんな考え方に少しずつ変わっていきました。
まとめ
店長になったばかりの頃は、
「自分が決めなきゃいけない」 と思っていました。
でもスタッフと一緒に働く中で、
自分より良い方法を知っている人は、いくらでもいる
ということに気付きました。
だからこそ、スタッフの意見を聞く。
良い方法があれば取り入れる。
そして、それをみんで共有する。
そうやってできたルールは、ただの「店長からの指示」ではなく、
みんなで作った店のルールになります。
そして何より、店長自身も成長できます。
店長だから一番正しい
そう決めつけないこと。
これも良いチームを作る上で大切なことなのかもしれません。

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